2009年1月21日水曜日

大統領就任式

今日は、オバマ大統領の就任式。アメリカの「大統領」は、日本でいう「総理大臣」。全然違う。権限、国力、はじめての黒人大統領、そういった米国固有のものではない。次の大統領はだれなのか、オバマの人柄や政策について、TVでは勿論、友達同士でも米国全体でたくさんディスカッションしてきたはずだ。アメリカの問題は、どうすればいいか、それができるのは誰なのか。そんな過程を通じて、国民一人一人が票を投じ、結果米国人の合意で、オバマ氏が大統領にふさわしい、と決めた。今日は、そんなオバマ氏の就任をとてつもない期待をもって待ち続けていた国民一人一人が心をひとつにして、新しい時代の幕開け、新しい大統領の門出を祝う超特別な日、そんな思いが噴火しているのを、Dukeで一緒に就任演説をみた100人以上の学生の反応から感じた。

2009年1月16日金曜日

Spring1スタート

本日より、Spring1がスタートしました。
今タームは、ほぼ以下をとることで決定。

1.Market Intelligence
2.Power & Politics
3.Advanced Social Entrepreneurship

昨年までは、どちらかというと、Frameworkや、Valuationや財務分析などのツール、EarningManagementの裁量がどこにあるのか、など武器の習得に重きをおいてきたが、
最後の2タームは、何事もゼロから、本当は何が本質なのか、を追求する姿勢で
望みやすい授業(やわらか~い)を中心にとっていきます。現実は、知っている、経験がある
だけで成功し続けることなんか絶対ないですよね。ツールや知識はその限界や、使う理由
が理にかなっていれば、勿論役に立つとは思ってますが、「あ、これやったことある」
とか「これはあのパターンだな」なんて既存の枠を当てはめるようになったら、脳みそは死んで
いく、と思います。常にゼロベースで考える、それが基本。

今年は、頻繁に、自分のユニークな考え、に固執して、BlogのUpの回数を増やしていきます。

2008年12月5日金曜日

備忘録的に

昨日・今日とGlobal企業のCEOが立て続けにDUKE MBAにやってまいりました。
その感想を以下備忘録として

1)KRAFT CEO Ms. Irene Rosenfeld

印象深い点のみ、以下箇条書き
-笑顔がトレードマーク(大事)
-CEO就任後は、Decentralization(権限委譲)により、Rewire initiativeを実施
(例:OREOは、OREOユニットとして、Global戦略を独自に運営するようにした、とのこと)
-Ms. Ireneにとっての、リーダーシップ
1.Diverse perspective(多様性を尊重する)
2.コミュニケーションが盛んに起こる職場の構築
3.Servant Leadershipの信者
とのこと
-KRAFTの競争優位とは、については以下の3つをあげていた。
1.お客様を理解する能力
2.R&D
3.営業力
所感:
お客様がKRAFTの製品をどう認知しているのか、いかに認知してもらうか、
という消費者の知覚・認識に比重を置いて、仕事をしていることが会話の
端々から感じ取れた。それが、食品ビジネスのキードライバーなのでしょう。

2)モルガンスタンレーCEO Mr. John Mack
リーマン倒産関連の話が中心でした。リーマンを倒産させてしまったことが
金融市場に対する信頼を完全に破壊してしまったが故に、それから連鎖反応で
皆が資金を資本市場から一気に引き上げ、証券資産が墜落し、Writedownの
嵐を巻き起こしてしまったのだ、と暗にポールソン・バーナンキを批判していました。
LBの話は、最初はBofAにいったようですが、断り(メリルの方がよかったのでしょう)
モルスタにも話がきたようなのですが、TOP顧客の25%以上が、いわゆるヘッジファンド
であることを理解し、手をださなかったようなことをおっしゃっておりました。
面白かったのは、自動車業界の質問に対し、「合併しかない」とかなりはっきり
おっしゃられていたことですね。戦略の授業では、企業は最終的には、
Differentiationか、Cost Leadershipのどちらかしか生き残れなくなり、それが
弱まるにつれて、エコノミックレンツがCompeted awayされていき、最終的に、
MC(限界費用)=AC(平均費用)=Priceに近づいていく、と教わったが、まさに
成熟期の企業では、これが多発し、結果M&Aに走り、規模の経済を利用した
コストリーダーシップの再実現に走らざるを得ない、ということなのでしょう。
いまや、日本のAutoMakerにDifferentiationも、Cost Leadershipも握られているので、
このままやっててもまず勝ち目はないですよね。だからこうなるのは、時間の問題だった、
とあらためて思いました。


2008年11月3日月曜日

ボストンキャリアフォーラム

金曜日(31日)、土曜日(11月1日)と、ボストンキャリアフォーラムにいってまいりました。
昨年はサマーインターンの機会を得るため、今年は、卒業後の就職のため、
ということで、フォーカスを絞って、活動をしてまいりました。
FP&Aという職種があります。日系企業では、このような職種を用意していない
ところが多いですが、外資系企業に多い職種で、財務データ及び非財務データを
分析し、大局的にビジネスの概要をとらえ、ビジネスの傾向、問題点を、他部門との
調整を図りながら、解決策を提案、実施を支援していく役割を担います。
データをベースに数的分析に完全に軸足をおいて、仕事をする、という部分が
いわゆる経営企画とは違うところでしょうか。この観点で募集をしているところに、応募しました。
総じていい感触でしたので、Offerをいただける、あるいは次のステップにいけることを
期待し、さらなる準備をしていきたい、と思っております。

就職という観点とは、少し離れるのですが、Venture企業に対する興味も相変わらず強く、
企業の理解を深める、という目的を一義に、2社ほどアプライをさせていただきました。

1社目は、Netpriceという会社。Gatheringという共同購買の仕組みで伸びた会社で、
今はその成功体験の横展開をインキュベーション専門の事業部をつくり、そこから
第二のNetpriceを作ろうとがんばっている感じです。
面白い、と思ったのは、「のり」と「Vision」と「会社同期が一人社員はいっていること」
です。
「のり」:要はカルチャー。二人の方とお話しましたが、いい空気を感じました。
「Vision」:「世界へ」、や「CEOを30人作る」とか、好奇心旺盛な子供が思い描く夢を
もっていること、またその夢にむかっていること。これってベンチャーの一魅力ですよね。
「同期が一人」:小生最初に勤めた会社から転職して、この会社にきている人多いです。

2社目は、WorksApplicationという会社。いわゆる国産ERPベンダー。Netpriceに比べると
相当大きい会社です。時価総額(現時点)でざっくり、Netprice(40億円)、Works(270億円)。
設立が96年。そこから270億円ものマーケットバリューをどうやって生み出したのか。
理由の一端を垣間見ることができました。
1)人材の採用プロセス:ここに妥協がないです。相当コストをかけております。筆記試験も、効率的に必要な基礎能力を把握するにふさわしいものでした。(尚、この教材はGlobisが作成したものです。もともとGlobisがCapitalをいれて、スタートした会社だったので、GlobisのVCとしての能力がこの人材採用という企業の継続成長に欠かせないプロセスにおいて、重要な役割を担ってきたことを垣間見ました。)
2)若手がストレッチする機会の継続提供
若手のPotentialが高いことを前提に、彼ら彼女らに徹底的に考えされるよう、
上は簡単に手を差し伸べないようなオペレーションポリシーをもっています。
3)Vision
ご存知のノンカスタマイズERP。説明不要ですね。

日本のVCはお金はだすが、VCに本当の意味で、付加価値を提供し、それが引き金となり、企業側の価値が高まり、VCとしてもReturnを向上させているところは、あまり多くない、ときいておりましたが、Globisは間違いなく、そのようなVCの一社なんでしょうね。

2008年10月18日土曜日

一ヶ月ぶり

お久しぶりです。
もう、今タームも終わり、いよいよ卒業後何をするか、をさらに真剣に考える日々が続いている今日この頃です。来週のFinalに向けて、勉強をしているところですが、今日はどうしても、備忘録として、かきとめておきたかったことがあるので、キーボードを取ります。

昨日、JPMorganのCEO(日本でいえば頭取)のJames Dimonさんの講演がDukeでありました。最初の30分は、最近の出来事(BearSternの買収、リーマン倒産、AIG救済、WaMu買収、メリル売却、FRBからの公的資金注入)を30分くらいお話され、その後は学生からのQ&Aで30分、合計60分でしたが、以下の点がとても興味深かったです。

1.Leaderとして何が重要か
「いろいろなタイプのリーダーがいるから、一つどのリーダーにも共通していることがあり、それは
Preparation(準備をすること)を怠らないことである。例えば、このCreditcrisisの中、特定の予見して行動することは不可能に近いので、最高のシナリオ、最悪のシナリオをそれぞれ想像し、それが起きたときにどう対応すべきか、準備することが、リーダーとして一番大事だ、と思う」と仰っておりました。
自分は、この夏某投資銀行でサマーインターンをやらせていただいたのですが、その事前研修(NY)のオープニングで、本社のマネージングディレクターの話を30分ほどきく機会があったのですが、その方も、「成功するために必要な要素はいろいろあるが、大事なのは、Hyper Preparationだ。」と仰っていました。準備の幅、深さ、重み、を再認識させられました。

2.日本経済
Dimon氏は、82年にハーバード大学のMBAを卒業されておりますが、その当時は、日本が、技術力・組織力・労働生産性などにおいて、米国を上回るパフォーマンスを発揮していて、いわゆる「日本脅威論」「日本に学べ」の時代だったそうで、そういった思いがあり、アメリカの栄光を取り戻せ、じゃないですが、この20年間、金融やITで世界をリードする強い経済を築いてきたんだ、仰っておりました。そのときから20年たった今、私も肌で感じておりますが、日本の価値・存在感は、随分落ちてしまいました。MBAの授業でもでてくるのは、トヨタのKanbanくらいですし、学生のアジア興味は、China一色です。日本人として、次の20年で、世の中に、日本特有のよさ、をもっとアピールしていき、世界における日本の存在感をアピールしていきたい、という熱い思いを自らに感じました。

3.今回の金融危機のリアリティ
今回の危機で、人々がPanicになり、一斉に銀行で運用していた金を引き上げ、それにより、銀行としても企業に貸すお金がなくなり、企業もCBを発行できなくなり、ワーキングキャピタルの捻出手段として、冷え切った市場でWrite-off覚悟で、資産をLiquidateし、下方修正を迫られ、それがまた市場にネガティブなインパクトを与える、というViciousCycleに入っている、ということを、生々しく話しておりました。この話をきいて改めて思ったのは、今回の危機がこれまでと大きく違うのは、この10年の急速な技術革新(IT)により、金融市場に対する企業と消費者の距離、及び異国間の距離が急激に縮まったこと(On-lineで手軽に各国の株や投資信託を買えるようになりましたし、企業の資金調達手段も同様に格段に増えました)、それにより世界レベルでこれまで以上に、一国の金融危機が、各国の経済に波及するという相互依存の関係を強めている、ということです。そんな中で、大事な事は、Accountabilityと真実を見極めようとする態度、です。昨年エンロンのケースを勉強したときにも思ったのですが、金融商品の複雑化およびそれを裏付ける金融的理論(エンロンの時は、エネルギー供給の契約をばんばん結び、その契約を資産として、SPCを作ってうっぱらい、その資産から生み出されるFutureCashFlowを予測し(ここに一つ目の裁量余地)、それを現在価値に直し(現在価値に直すための割引率設定に二つ目の裁量余地)、資産価値を作り、それを販売して稼いだり、抵当にお金をかりたり、なんてことをしていたし、今回は、MBS(Mortgage Backed Securities)で、信用リスクの高いサブプライム層に住宅ローンを販売し、その貸付利息を当てに、証券化し、さらにはそれをミックスジュースして、だれが借手か、まったくわからないようにして、販売していた)をつくり、本質を隠蔽化して、マーケットを騙す(金融商品を作った人からすると、予測が外れた)わけです。本質的になぜもうかるのか、どこが怪しいのか、がわかっている人は、今回の件で、直接的な被害を受けなかったでしょう。改めて、本質を理解できないものには、手を出さないこと、また本質が理解できるよう、情報開示を徹底させること、そういうことを、もっと金融機関側から、一般投資家に働きかけるべきですし、投資家もそういう態度で投資に望むことが、各国経済の相互依存が深まり、それが今後も加速することが自明な中、長期的なキャピタルマーケットの質の向上につながるのでは、と思いました。

2008年9月14日日曜日

2週目

今週から、いよいよFall1がスタート。Termは6週、残り4Termなので、24週しかない、と思うとDays are numbered as a student、って感じがします。
今Termは、Forecasting、FinancialReporting、Social Entrepreneurship、IndependentStudy(起業関連)の4つです。Social Entreが週1回、Fall2に跨いだコースなので、今Termは3.5コマ、これまでで時間的には一番ゆるいです。今タームからは、昨年まで学んだ知識を適用して、課題を解くためのアイディア出し、ディスカッション、自分が正しいと思ったことを以下に理解してもらうか、このあたりにターゲットを置いていきます。

2008年9月6日土曜日

Back to school!!

お久しぶりです。
8月30日の夜に、日本よりダーラムに戻ってきました。
5月27日から8月8日までは、某投資銀行でインターン
並行して、起業活動、及び結婚式、その後
両親と旅行(サミット会場のウィンザー洞爺に宿泊)
と、過去最高に充実しておりました。

さて、9月2日から授業がはしまりました。
最初の4日は、朝8時から夜6時まで、ILE2という授業です。
これは、リーダーとしてのQualitativeな部分について、テーマが与えられて
それについて考え、2年目の自分の生活に、どう
考えた結果を反映させていくか、ということを考えることが目的。
具体的には、差別、権力、倫理、Diversity、人間の生理的な反応、批判の仕方、受け入れ方など
がテーマとしてあげられました。

MBAはグローバルリーダーを育てるといっても
所詮はMajorityの米国人、あるいは米国で仕事を
する人達をターゲットにしたプログラムです。
職場での人種の扱いが、一つ大きなテーマである、
ということが新鮮でした。

あと
http://jp.youtube.com/watch?v=2pK0BQ9CUHk
やってみるといいと思います。
アウェアネステストです。(人間の生理的な反応)
この類のことを何種類もやりましたが、
一般的に、人は何かに集中すると、いろんな
意味でバランスを崩したり、外界との境界である
主観レンズに色がついたりするので、そのような
理解をもった上で、バイアスを取り除いてあげたり、
集中をといてあげて、広い視野で物事をみれるように
してあげたり、というリードが必要だ、ということを再確認しました。

来週からは、forecasting、financialreporting、social entrepreneurshipの授業が始まります。
あと、independentstudy。まだ履修が許可されるか分かりませんが、起業の調査につなげられれば、と思っております。