2009年3月16日月曜日

今日より、Final Term

3月頭から、昨日まで、学生として最後の春休みでした。
前半は、これまでの復習を、マインドマップを使って実施(Mindmanagerかっちゃいました。)、
後半は、ラスベガスで、ギャンブル、バフェ、自然(グランドキャニオン)、と学生らしい
春休みを過ごしました。

さて、今タームですが、もう卒業までの単位が足りているから、ではなく、卒業後の人生をJumpstartする準備に注力したいがため、履修する科目は、1科目のみにしようと思います。

卒業後は、某医療機器メーカーにて、FP&A(Financial planning & Analysis)の仕事をし、Privateでは、起業あるいは、ベンチャー経営に向けての活動をしていきます。後者については、数名と活動をしており、これを形にし、日本に帰ったら(自分以外は、米国に残るので)、一人でも転がせる程度に、形にしていきたい、と思っております。

教授という、一応指導する立場の人からの評価をあてに、勉強する環境とは、違った環境で、自分に厳しく、そしてそれを楽しんで、最後のタームを、これまでで一番実りあるタームにしたい、と思っております。


2009年2月7日土曜日

社会起業家

これが学生としての最後の半年と思うと、俄然勉強に力が入る今日この頃です。 今ターム特にお気に入りのAdvanced Social Entreについて紹介します。 このクラスは、SE(社会起業家)の第一人者グレゴリー ディーズ教授が指導する、とてもユニークなクラスです。 前職で、実際にNPOで働いていた人間や、SEに特に興味のある人 だけが集まるよう、Readingの量を半端なく多くしたり、授業中の発言の 回数及びその質に比重をおいた成績評価、毎回、決められた生徒が Facilitatorとして授業を進めていくという形式、どれも経験したことが ないです。このコースは今自分のお気に入りなのですが、なぜか、というと ディーズ教授の哲学及び人柄により、クラスが運営されている点です。 彼は、「知識やFrameworkはこの授業では一切おしえないし、そのようなことを教えることの価値を一切信じない。常にゼロから発想し、仮に授業中に扱うReadingでその著者が主張するコンセプトがあれば、それがSEの立場でどう活用できるのか、限界はなになのか、前提はなになのか、有効か、などを考え、生徒同士でディスカッションすることに価値がある」という明確な学習指導哲学を持っております。そして、彼は、授業は、生徒が学習効率をあげるために、いかに自分が振舞うべきか、を常に考え、授業の運営方針においても、生徒の意見を聞きながら、Flexibleに対応していきます・・・ なんて書き続けても面白くないと思いますので、最近の授業内容を具体的に紹介します。例えば前々回は、 http://www.ted.com/index.php/talks/hans_rosling_shows_the_best_stats_you_ve_ever_seen.html をみて、何か発見があったか、どう考えるか、をいきなりディスカッションします。この動画、自分はとても面白かったので、このツールを、http://www.gapminder.org/のサイトで弄くって、仮説をたてて、いくつかの国をPointして遊んでました。 遊んでいる中で、発見したのが、中国やロシア、ベトナムは、1990年代まで、一人当たりの所得が増えていないにも係わらず、平均寿命は急激に上昇している、ということ。逆に、南アフリカは、一人当たりの所得が増えているのに、平均寿命が一切増えていないこと。2回目の授業で、インド人初のノーベル経済学賞受賞者のセンの記事を読んだのですが、彼の主張は、経済の発展は、GDPperCapitaだけでは図れず、それがどう分配されて、結果として人が束縛から解放され、自由を享受できるようになって、初めて経済が発展した、といえる、というものだが、上の現象を突き詰めると、ひょっとしてGDPperCapitaが増えなくても経済は発展することはできる、と考えました・・・ なんてことを、意見していきます。 ではまた。

2009年1月26日月曜日

ビジネススクールの功罪

2年になって、いわゆる組織論、人材管理、社内政治と力などソフトな科目を中心にとっている。これらの学問の根底に流れている理論は、いわゆる社会心理学。組織の中で、力がどこにあるか、自分がどうしたら組織内で力をもてるのか、いかに人を巻き込み、目標を達成し続けることができるか。ジャックウェルチGE元CEOやジョンソン元大統領が、まだ頭角を現す若き頃に、何をして政治力を持つようになり、なぜ成功することができたのか、を学び、その教訓を、MBA卒業後にいかに活用できるか、を皆でディスカッションする、というものだ。人の心理がベースなので、だれでもここで学ぶ内容については、思い当たることがある。たとえば、営業活動において、クライアント企業の課長と付き合いがあり、その方に上司(部長)の紹介をお願いしたい、とする。その際、いきなりお願いするのではなく、例えば、その課長が夜遊びがすきだとすると、一度夜お誘いをする。そこでは、課長の期待を超える接待をし、その場では何もお願いせずに、その場を閉める。そして、しばらくしてからその課長に訪問をしてみる。そうすると、社会心理学によると、その課長は、自分に対し負債を背負っているかのような気持ちになっているため、自分に何か恩返しをしたい、と思っている。そこで、「課長、ひとつお願いがあります。」と切り出すと、上のプロセスがない場合に比べると、部長を紹介してもらえる確率があがるのだそうだ。このような心理学をたくさん学ぶのであるが、根本的に、なぜこのような政治を学びたいのか、という動機についてディスカッションすることはあまりない。ここにビジネススクールの功罪の罪の部分がある、と真剣に思っている。間違いなく知識は力である。新しい知識を得、それを活用することにより、人は行動パターンを変えていく。このような社会心理学に終始した話ではないが、ビジネス倫理や、モラルについてビジネススクールはある意味野放しである。この学習をしていて思い出したのは、丁度一年前に履修していたRaisingCapitalという授業の一番最後で扱った、エンロンのケースである。エンロンの幹部は、米国のTOPMBAを卒業している。財務の高等テクのみならず、小生が今学習している組織論や社内政治論などを学び、それを駆使して、虚構をベースに従業員を、SECを、投資家を、Auditorをだまし続けていた。たくさんのMBA学生を雇い、当時今ほど普及していなかったDCFによるMarkToMarketによる顧客との長期契約の現在価値を弾き、それを証券化して販売。Valuationモデルを高度に複雑化し、わからない=無知、頭が悪い、と思わせるような環境を作るために、Valuation担当はTOPMBAに限定。Audit対応については、エンロンとの長期契約を強く望むパートナーの願いをかなえる代わりに、実質Auditの内容をコントロールし、SECにMarkToMarketでの資産価値評価法を認めさせ、長年に渡り社内及び社外をだまし続けてきたのだ。今回のSubprimeの件も、これと同じような理論で、結果米国のみならず世界を巻き込む大不況をもたらした。MBAの合否の基準において、倫理の比重が大きくなることを強く望む。

2009年1月21日水曜日

大統領就任式

今日は、オバマ大統領の就任式。アメリカの「大統領」は、日本でいう「総理大臣」。全然違う。権限、国力、はじめての黒人大統領、そういった米国固有のものではない。次の大統領はだれなのか、オバマの人柄や政策について、TVでは勿論、友達同士でも米国全体でたくさんディスカッションしてきたはずだ。アメリカの問題は、どうすればいいか、それができるのは誰なのか。そんな過程を通じて、国民一人一人が票を投じ、結果米国人の合意で、オバマ氏が大統領にふさわしい、と決めた。今日は、そんなオバマ氏の就任をとてつもない期待をもって待ち続けていた国民一人一人が心をひとつにして、新しい時代の幕開け、新しい大統領の門出を祝う超特別な日、そんな思いが噴火しているのを、Dukeで一緒に就任演説をみた100人以上の学生の反応から感じた。

2009年1月16日金曜日

Spring1スタート

本日より、Spring1がスタートしました。
今タームは、ほぼ以下をとることで決定。

1.Market Intelligence
2.Power & Politics
3.Advanced Social Entrepreneurship

昨年までは、どちらかというと、Frameworkや、Valuationや財務分析などのツール、EarningManagementの裁量がどこにあるのか、など武器の習得に重きをおいてきたが、
最後の2タームは、何事もゼロから、本当は何が本質なのか、を追求する姿勢で
望みやすい授業(やわらか~い)を中心にとっていきます。現実は、知っている、経験がある
だけで成功し続けることなんか絶対ないですよね。ツールや知識はその限界や、使う理由
が理にかなっていれば、勿論役に立つとは思ってますが、「あ、これやったことある」
とか「これはあのパターンだな」なんて既存の枠を当てはめるようになったら、脳みそは死んで
いく、と思います。常にゼロベースで考える、それが基本。

今年は、頻繁に、自分のユニークな考え、に固執して、BlogのUpの回数を増やしていきます。

2008年12月5日金曜日

備忘録的に

昨日・今日とGlobal企業のCEOが立て続けにDUKE MBAにやってまいりました。
その感想を以下備忘録として

1)KRAFT CEO Ms. Irene Rosenfeld

印象深い点のみ、以下箇条書き
-笑顔がトレードマーク(大事)
-CEO就任後は、Decentralization(権限委譲)により、Rewire initiativeを実施
(例:OREOは、OREOユニットとして、Global戦略を独自に運営するようにした、とのこと)
-Ms. Ireneにとっての、リーダーシップ
1.Diverse perspective(多様性を尊重する)
2.コミュニケーションが盛んに起こる職場の構築
3.Servant Leadershipの信者
とのこと
-KRAFTの競争優位とは、については以下の3つをあげていた。
1.お客様を理解する能力
2.R&D
3.営業力
所感:
お客様がKRAFTの製品をどう認知しているのか、いかに認知してもらうか、
という消費者の知覚・認識に比重を置いて、仕事をしていることが会話の
端々から感じ取れた。それが、食品ビジネスのキードライバーなのでしょう。

2)モルガンスタンレーCEO Mr. John Mack
リーマン倒産関連の話が中心でした。リーマンを倒産させてしまったことが
金融市場に対する信頼を完全に破壊してしまったが故に、それから連鎖反応で
皆が資金を資本市場から一気に引き上げ、証券資産が墜落し、Writedownの
嵐を巻き起こしてしまったのだ、と暗にポールソン・バーナンキを批判していました。
LBの話は、最初はBofAにいったようですが、断り(メリルの方がよかったのでしょう)
モルスタにも話がきたようなのですが、TOP顧客の25%以上が、いわゆるヘッジファンド
であることを理解し、手をださなかったようなことをおっしゃっておりました。
面白かったのは、自動車業界の質問に対し、「合併しかない」とかなりはっきり
おっしゃられていたことですね。戦略の授業では、企業は最終的には、
Differentiationか、Cost Leadershipのどちらかしか生き残れなくなり、それが
弱まるにつれて、エコノミックレンツがCompeted awayされていき、最終的に、
MC(限界費用)=AC(平均費用)=Priceに近づいていく、と教わったが、まさに
成熟期の企業では、これが多発し、結果M&Aに走り、規模の経済を利用した
コストリーダーシップの再実現に走らざるを得ない、ということなのでしょう。
いまや、日本のAutoMakerにDifferentiationも、Cost Leadershipも握られているので、
このままやっててもまず勝ち目はないですよね。だからこうなるのは、時間の問題だった、
とあらためて思いました。


2008年11月3日月曜日

ボストンキャリアフォーラム

金曜日(31日)、土曜日(11月1日)と、ボストンキャリアフォーラムにいってまいりました。
昨年はサマーインターンの機会を得るため、今年は、卒業後の就職のため、
ということで、フォーカスを絞って、活動をしてまいりました。
FP&Aという職種があります。日系企業では、このような職種を用意していない
ところが多いですが、外資系企業に多い職種で、財務データ及び非財務データを
分析し、大局的にビジネスの概要をとらえ、ビジネスの傾向、問題点を、他部門との
調整を図りながら、解決策を提案、実施を支援していく役割を担います。
データをベースに数的分析に完全に軸足をおいて、仕事をする、という部分が
いわゆる経営企画とは違うところでしょうか。この観点で募集をしているところに、応募しました。
総じていい感触でしたので、Offerをいただける、あるいは次のステップにいけることを
期待し、さらなる準備をしていきたい、と思っております。

就職という観点とは、少し離れるのですが、Venture企業に対する興味も相変わらず強く、
企業の理解を深める、という目的を一義に、2社ほどアプライをさせていただきました。

1社目は、Netpriceという会社。Gatheringという共同購買の仕組みで伸びた会社で、
今はその成功体験の横展開をインキュベーション専門の事業部をつくり、そこから
第二のNetpriceを作ろうとがんばっている感じです。
面白い、と思ったのは、「のり」と「Vision」と「会社同期が一人社員はいっていること」
です。
「のり」:要はカルチャー。二人の方とお話しましたが、いい空気を感じました。
「Vision」:「世界へ」、や「CEOを30人作る」とか、好奇心旺盛な子供が思い描く夢を
もっていること、またその夢にむかっていること。これってベンチャーの一魅力ですよね。
「同期が一人」:小生最初に勤めた会社から転職して、この会社にきている人多いです。

2社目は、WorksApplicationという会社。いわゆる国産ERPベンダー。Netpriceに比べると
相当大きい会社です。時価総額(現時点)でざっくり、Netprice(40億円)、Works(270億円)。
設立が96年。そこから270億円ものマーケットバリューをどうやって生み出したのか。
理由の一端を垣間見ることができました。
1)人材の採用プロセス:ここに妥協がないです。相当コストをかけております。筆記試験も、効率的に必要な基礎能力を把握するにふさわしいものでした。(尚、この教材はGlobisが作成したものです。もともとGlobisがCapitalをいれて、スタートした会社だったので、GlobisのVCとしての能力がこの人材採用という企業の継続成長に欠かせないプロセスにおいて、重要な役割を担ってきたことを垣間見ました。)
2)若手がストレッチする機会の継続提供
若手のPotentialが高いことを前提に、彼ら彼女らに徹底的に考えされるよう、
上は簡単に手を差し伸べないようなオペレーションポリシーをもっています。
3)Vision
ご存知のノンカスタマイズERP。説明不要ですね。

日本のVCはお金はだすが、VCに本当の意味で、付加価値を提供し、それが引き金となり、企業側の価値が高まり、VCとしてもReturnを向上させているところは、あまり多くない、ときいておりましたが、Globisは間違いなく、そのようなVCの一社なんでしょうね。