2007年10月31日水曜日

Small Business Consulting

Fall2のタームが先週よりスタートしています。今タームで、ひとつElectiveをとりました。Small Business Consultingという授業で、Dukeに来る前から、この授業は絶対とりたい、と強い思いをもっておりました。5~6人でチームを組んで、ダーラム周辺の実際にあるベンチャー企業に、3ターム(10月~4月)かけて、コンサルテーションサービスを提供する、というものです。昨日、クライアントと初のミーティングがありました。Behavioral Healthcare Business(精神病院)向けの業務パッケージを開発しているソフトウェアベンダーで、創業から7年たちますが、従業員は2人、売上は年間2000万円程度、と本当小さい会社です。実際に2人とお会いすると、ともに年齢は40歳を優に超えており、話ぶりも、地に足の着いた、感じの良い方でした。CEOは、もともと心理学者で、今後精神病患者の診療ニーズが増えて行く中、今の精神病院、施設のペーパーベースオペレーションでは、州政府がRegulationを強めている中、対応しきれなくなるだろう、という仮説に基づき、そのソリューションとして、パッケージソフトを開発しました。具体的には、州政府に提出しなければならないドキュメントの管理や、患者との最初の診断から、請求までのプロセスの自動化、ドキュメントに必須項目が入力されているかの管理機能、BS、IS、CFSの自動作成など、の機能がこのソフトで提供されています。診療ニーズに基づいた業務フローを理解しているベンダーは皆無で、そこに競争優位があり、今後伸びていくことを確信されており、来年3月くらいまでに、VCとの契約にこぎつけたく、そのための戦略作成を手伝ってほしい、ということでした。自分のバックグラウンドも活かるし、チームメートはDiversityに富んでいるので、期待通りの授業になりそうな予感がしました。それにしても、あの年齢で、起業しちゃうとは、アメリカ人恐るべし。

0 件のコメント: