2007年8月23日木曜日

Leadership

今、Leadershipの授業を受けております。Leadershipって何を教えるのって、受講前から、疑問を抱いておりましたが、一回3時間の授業を6回ほどうけて、漸くわかってきました。小生が通っているDuke大学のMBAでは、CollaborativeLeadershipというコンセプトを生み出し、それが何か、をさまざまなActivityを通じて、生徒に体験させ、その体験から、コンセプトがワークするかどうか、を学習させよう、という狙いをもって、カリキュラムを組んでおります。例えば、先日は、あるケースを読み、あなたがHRのDirectorで、3人の候補から1人を選ぶ、という状況で、誰をどういう基準で選ぶか、について、チームでコンセンサスをとり、そのとり方について授業でディスカッションをする、という授業がありました。そこでの体験を共有した上で、一般的にチームでの意思決定におけるメリット、デメリットについてのコンセプトを説明し、比較してみる、という感じです。よく考えられているなあ、と思いました。自分で体験したことを鏡に理論を比較すると、例えば、チームでは、PeerPressureによる影響、人間の心理の普遍的なパターンである、衝突を避ける傾向、また最初に発言した人の情報に影響を受けて次の人が発言するという傾向などにより、情報の幅、多様性が損なわれる可能性がある、と一つ一つ言葉で言われるより、はるかに理解しやすいですね。体験にすべての要素が含まれてますから。Leadershipで学んださまざまなコンセプトの中で、小生が特にすきなのは、Intrinsic values(企業文化、人と人との結びつき、社会貢献など)とExtrinsic values(お金、地位、権限、オフィスなど)を、企業におけるIMC(Information, Motivation, Collaborationの略)の発展にいかに結び付けていくか、という議論です。

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