あるIT特化型VCの社長と1時間ほど、雑談してきました。
非常に有意義でした。自分がいかにVCに対して無知であったのか、
はっきり認識できました。VCは名のとおりあくまでもCapitalあってのビジネスだ、ということで、
最終ゴールは、もちろんCapitalGain。かつベンチャー投資は、企業から1年以内に実施、となると、求められるスキルは、いかに成長、成功しそうな会社を見極めるか、これにつきる。VCでハンズオンとかいっても、Capitalismの観点からすると、資本家が労働側に回る、って本末転倒。資本家は、労働者を商品としてかって、資本を増やすことに専念するのが、ミッションですね。納得したのは、Capitalistの究極は、バフェットのような、会社を見極める技量を高めることであり、ハンズオンをやっているCapitalistはCapitalistとして、失格である、ということ。一緒に夢を実現しましょう、という理想を掲げながら、実際稼いでナンボの現実と常に向き合っているのが、Capitalistですね。Capitalistは、個人投資家としての小生が味わう満足度に近い、と想像できました。勝ち馬をあてる競馬の興奮にも近いですね。VCにいきたい、という動機は、Ventuerでは営業に困っている会社がたくさんあり、そういう会社を資本関係をもって、支援できないか、とおもっていたのですが、Capitalistの追求と、ハンズオンの追求は、まったく別のベクトルだ、ということですね。ここが再生型PrivateEquityとの一番の違いだと思いました。ただ、ひとつ自分につながりそうなことを、おっしゃられていました。このVCは、今後Incubation業務を立ち上げる、とおっしゃられていて、ゼロからの時もあれば、うまくいかないVentureを買ってきて、再生なんてことも、考えているようです。自分がVCにかかわるとしたら、その接点かな。
1 件のコメント:
おー VC社長と会うは面白そうだね。たしかに労働側とCapitalist側で視点が違うというのは非常によくわかる。事業会社出身の人間がファンドや金融機関にいくとそのGAPがとても大きいのを実感する。
一般消費者の満足度を上げる為に安くていい商品を提供しようとする”労働側”と、投資家の満足度をあげるために企業からの高いリターンを提供しようとする”Capitalist側”。満足させようとする顧客が全く異なる。
お互いにそれぞれの抱える顧客の満足度をあげる為には純粋に汗をかいて動く。困ったことは、同じ企業という名のハコを介していても顧客が異なるのでコンフリクトが生じること。まーそのバランスを図る・保つというのが会社経営ということなのかもしれない。
Capitalistのファイナンスゲームは確かに効率よく儲かるかもしれないけど、Capitalismのみの追求は金融出身でも結構苦痛みたいよ。俺が聞いた話。労働側の現場に入りたがるCapitalistも意外と多い。
こまえ
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