2007年6月27日水曜日

楽天山崎とNLP理論

人間とは本当、不思議です。何かの契機で「大化け」しうります。恐らくスポーツの世界に限らず、さまざまなところで、この「大化け」現象がおきているのでしょうが、最近[大化け」で、頓に耳にするのが、楽天の山崎選手。オリックスを自由契約になり、楽天に拾われて、3年目の今年、39歳にして、過去最高の成績を収めそうな勢いで、ガンガンホームランをかっ飛ばしています。先日、スポーツニュースで、「なぜ『大化け』したのか」、の質問に、「序盤不調だったときに、野村監督から『何悩んでるんだ。まだシーズンはじまったばかりじゃないか!』と励まされ、吹っ切れた」、と語っていました。コーチの存在って本当すごいです。イチロー選手のように、自分自身をコーチングできる人もいれば、山崎選手のように、外部のコーチによる影響で、その能力をFullに発揮できる人もいます。この、コーチングに興味があり、『NLPコーチング』という本を最近読みました。人間の学習と変化のレベルが階層かされており、下から①環境②行動③能力④信念・価値観⑤自己認識⑥スピリチュアルの6階層があり、それぞれ人がどの階層にあるのか、を理解しながら、望ましい結果に到達することを助けるのが、広義なコーチングで、それぞれの階層に対するコーチングスタイルとして、①ガイディング②コーチング③ティーチング④メンタリング⑤サポーティング⑥アウェイクニング、があり、たとえば①の具体例として・・・、といった感じです。④の中で、Reframingというスキルがあります。簡単にいうと、同じ事をPostiveに捕らえなおして言い換えてあげることです。間違いなく、山崎選手は、心にもやもやがあって、それが本来もっている能力の発揮を妨げていました。そのもやもや、とは、おそらく「4番に抜擢されたのに、全然結果がだせない。もう年だし、今度こそ引退かも」という類のものでしょう。そこで野村監督は、事実、結果はでていなかったものの、『まだはじまったばかりだ』、という部分を強調することによって、「これからがんばればいい」という前向きな気持ちを引き出せたのです。
自分もこういうことを他の人にできるような人間に、心の底からなりたい、と思います。

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